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第1回志算研授業研究【最新情報】

第1回志算研授業研究会の趣旨について

このたびは、第1回志算研授業研究会を開催することになりました。開催するにあたり、ご理解ご協力いただきました方々に心から感謝を申し上げます。


大会チラシ 「shisanken.pdf」をダウンロード


今大会は、「志の算数教育研究会」が主催する授業研究会です。志の算数教育研究会は、3年半前に立ち上げた研究会で、今までに本研究会のメンバーで作成した論文が読売教育賞を受賞したり、東洋館出版から「算数教科書アレンジ事例30」を出版したりと、精力的に活動を続けてまいりました。現在は、20人ほどで毎月研究会を行っています。

4年目を迎えたこの年、いよいよ公開の授業研究大会を行い、今までやってきたことを全国の先生方に実践的に提案し、貴重なご意見をいただくことで、これからの研究課題を見出そうと考えました。

今回のテーマは、「教科書をアレンジした授業づくり」です。このテーマで日々の授業を見直そうと考えたわけですが、そもそも何のためにアレンジするかということを考えねばなりません。その目的については、次のように考えています。

◆ ねらいをよりよく達成するため。

 ・多様性を引き出し、理解を豊かにする。(誤答、誤概念との比較なども含めて)

 ・知識技能にプラスして、数学的な思考力・表現力をつける。

 ・考察の対象を絞り、重点を明確にする。

◆ 子どもの意欲を喚起し、夢中になって考えさせるため。

◆ 内容の系統性を意識し、スムーズに次の内容、または将来の内容につなげるため。

◆ 全員参加、全員理解の授業を目指すため。

目的を考察すると、自然、その方法についても提案することが大切になってきます。その方法については、大きく2つの視点を考えているところです。

1つは、日頃使用する教科書の教材を、子どもの実態や目的に応じてどのようにアレンジするか、という視点です。

このときのアレンジというのは、教材の数値や場面、ねらいを吟味するということです。また、教材の与え方をどうするかという問題も含まれています。

もう1つは、授業に教科書教材をそのまま用いる場合、どのような活用の仕方があるか、という視点です。

 例えば、教科書のキャラクターの考えの一部を紹介し、他のキャラクターはどんな考えをしているかを考えさせる。また、キャラクターの考えの図だけ紹介して、その図の示す式や考えを解釈させるといった使い方があります。

 ただ、これらの研究は、今の教科書が不十分でその不十分さを指摘し補うという趣旨ではありません。むしろ、教科書のよさを認め、教科書教材を生かして、よりよい授業を創ろうとするものなのです。教科書は、紙面という限られた条件の中に表現されています。また、全国の平均的な子どもたちをイメージして作られています。だから、担任するクラスの子どもたちの個性に応じて工夫することが自然なことなのだと思います。

 

 教育の最前線で格闘する教師には、実践的で役立つ研究成果が求められています。そのことを踏まえ、全ての子どもに配付される教科書の使い方やその工夫をテーマにすることは意義があると思います。

 どうぞそのことをご理解の上、「教科書をアレンジした授業づくり」というテーマの研究会にご参加いただき、貴重なご意見をいただければ幸いです。

 最後になりましたが、1日半の研究会が実りあるものになりますよう、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

                        志の算数教育研究会代表 盛山隆雄

 

 

 

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